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彼女と二つのナイト


「……ん、ストップ」
 聞き覚えのある声にロックの足は止まり、ロックへ視線を向けていた男も声のした方向へ視線を移す。





「やーっと見つけたぞ、ロック」

「私ノ素晴ラシイ『勘』ニ感謝スルノダゾ」

「……ダル、それ嘘。ボク、ダルが冒険者の人にロックのこと聞いてたの、見た」

「ヌ、ソ……ソレハ」

 黒髪の少年、黄金の髪をした少女、人の心を持つロボット。それはロックにとっての『家族』の姿。





「わ、わう……?」

「ん? どうして此処にいるのか、って?」

 ロックの言葉が分かるのか、ラクトはロックの鳴き声をさらりと訳す。

「ダカラ、ソレハ私ノ勘ガ……」





「ボク、嘘吐く人……嫌い」

「……! 冒険者カラ情報ヲ聞イタカラナノダ!」

 フレアとダルのやり取りにラクトは溜息を吐いたが、ロックに近寄りながら静かに答えた。

「お前のこと心配して、皆で探し回ったから分かったんだよ……此処にロックが向かったってさ」

「わう……、わう」





「さて、それはそれとして……おい、あんた」

 ラクトの目が細められる。腰から飾り気の無い短剣を抜き放ちながら、目の前で笑みを浮かべている男を睨みつけ、ラクトは言葉を続けた。

「俺の相棒をよくもこれだけ傷つけてくれたな……!」





「ふふ。なるほど、君は騎士ではなく王子様でしたか……それならば納得できますよ。君があれほど弱かった理由が」

 目の前で怒るラクトに目もくれず男は愉快そうに笑う。 

「……わう」

「……そうだな」

 ロックの小さな声にラクトは頷くと姿勢を低くした。

「俺もロックの意見に賛成だ。もう……」





 

「あんたの声を聞くのはうんざりだ!」



続く

author:ラクトキャスター, category:彼女と二つのナイト(頂き物), 00:00
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